心静かに「氣」の流れを感じながら動く太極拳は、血圧が下がり呼吸も落ち着きます。
まさに「心静体放」です。終わると手足に氣血が回るのでとても気持ちがいいです。
馬張勲老師著「太極拳を語る」の中に「呉式太極拳は、20代なら20代の太極拳があり、60代なら60代の太極拳がある。」年相応変わってよいと言われています。また、太極拳は人に見せるものではない。自娯自楽だ。と言われています
確かに足を高く上げたり、低くしゃがんだりスター選手の表演を見ると憧れますが、到底、身体能力のない私にはできません。馬張勲老師の言葉に救われます。
潮田先生がいつも「気持ちいいかどうかが、正しくできたかどうかの基準です」と言われます。
>>馬張勲 著「太極拳を語るから」
張三豊は太極拳論の中で言っている”欲天下豪傑延年益寿、不徒作技芸之末也”「天下の豪傑たちに長生きしてほしい、いたずらに技の細部にこだわらないように」。王宗岳は「太極十三勢歌」で言っている”詳推用意何在、益寿延年不老春”「細かく意を用いるのは何のためか、いつまでも長生きするためだ」太極拳は一般の武術とは違う。太極拳が重んじるのは「益寿延年」で、「武」で体を損なってはいけない
「益寿延年不老春」と言う古い太極拳の言葉がありますが、この言葉は「太極拳の練習によって心身共に健やかにし、実り豊かな人生を送り長生きする」という意味です。