馬張勲著「太極拳を語る」から
あなたの手を見てみなさい。緊張すると毛細血管が通らないでしょう。もっと力を入れると太い血管も通らなくなる。放鬆すると戻ってくる。なぜ練習し終わると頭がくらくらするような人がいるか? 身体が緊張しているからだ。血液、気が頭に上ってしまう。放鬆の時間が長いと血が戻ってくる。あなたはそれを感じられる。血が流れ戻って指先まで達し指先が脈打つだろう。内臓も同じだ。血流がどこに達しても、そこが脈打つのを感じることができなければならない。脈動は広がって、脚心も脈打ち大動脈の動きも感じることができる。套路の時このもの(気、血の脈動)が出て来なければならない。あなたが指先でちょっと触った時、(気血の脈動のある)相手の威嚇は、すぐにあなたの「脚」に達する。王子英先生は正にこのようだ。あなたが先生に触ると、″起き上がりこぼし〃のようにあなたの「脚底下」はゆらゆらして不安定になる。